2023 チャレンジサイクルロードレース 参戦レポート
2023.04.09
2023チャレンジサイクルロードレースが静岡県日本サイクルスポーツセンターにて行われました。
photo : 三井 至
春のサイクルロードレースシーズン開幕を告げるチャレンジサイクルロードレースが、静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンター(日本CSC)にて開催された。MEクラスとMU23クラス(アンダー23)のカテゴリーに分かれて開催され、どちらのクラスも70km弱と距離は短めだが、平坦区間がほとんどなく、急なアップダウンが続く1周5kmのコースは、日本屈指のハードなレイアウトである。
開催地
静岡県伊豆市
距離
MU23:64km(5km×12周+4km)
ME:69km(5km×13周+4km)
出場選手(MU23)
高梨 万里王
村上 裕二郎
夏目 天斗
出場選手(ME)
鈴木 史竜
床井 亮太
村山 浩司
出走人数
MU23:163人
ME:93人
動画
公式動画無し
MU23レースレポート
U23クラスには、高梨、村上(明治大学として参戦)、夏目の3名が出走、序盤から数名が飛び出しては捕まるといったアグレッシブな展開でレースがスタートした。
好調を維持している高梨は、常に集団前方で選手の動きを伺いながらレースを進めた。本人もペース的には余裕があり落ち着いて展開を見る事ができたとレースを振り返る。
中盤に入り、高梨は集団中盤~後方でレース展開を伺いながら周回を重ねる。
レースは終始小さなアタックが繰り返され、高梨も幾度かアタックを試みるがるが決定的な逃げには繋がらない。
昨年、逃げを形成して積極的なレースを展開した村上は、前日に体調を崩してしまい序盤でレースを離脱する事になった。
レースが大きく動いたのは残り3周に入ってからだった。東京大学と日本大学の選手2名が、集団から若干のリードを得て残り2周に入る。
2名と集団とのタイム差は20秒ほどだが、集団はその差を縮める事ができず、東京大学の篠崎選手がトップでゴールを駆け抜けた。2位は日本大学の菅野選手。チーム最上位の高梨は、集団ゴールで2位、全体の4位という結果だった。
健闘した高梨だが、中盤以降は冷静さが消極的なレースに転じてしまい、更に上位の結果を逃してしまった。今後の反省材料として受け止めたい。
U23カテゴリー1年目の夏目は、最終局面で集団から遅れてしまい59位でレースを終えた。
【チームリザルト】
4位 高梨 万里王
8位 夏目 天斗
DNF 村上 裕二郎
MEレースレポート
国内の有力チームや選手が多く参加するEMクラスには、鈴木、床井、村山の3名が参戦。
3名ともに登りコースを得意とする選手ではないが、仕上がりは上々、春先のレースという事もあり自信と不安が交差する中でスタートラインに立った。
前半、KINAN Racing Team、宇都宮ブリッツェン、シマノレーシングなどが積極的に動き6人の逃げグループを形成する。
愛三工業レーシングチームがメイン集団前方でペースコントロールを行なう中、逃げに数名がブリッジして中盤には13名の大きな集団となる。
13名は有力メンバー且つ各チームが選手を送り込んでおり、レバンテフジ静岡としては後手を踏んでしまった形だったが、床井含む数名が積極的にメイン集団を牽引しこの逃げを吸収する。
残り4周で集団が逃げを吸収した直後、カウンター気味に抜け出した9名が再度集団を形成して先行、床井が含まれるこの9名も各チームの有力選手で構成され、1分程のリードを保って残り2周まで逃げ続ける。逃げ切りの可能性が高いと予想されたが、愛三工業レーシングチームの追走により吸収され、最後は20名程のゴール勝負となった。
集団のトップでゴールラインを駆け抜けたのは、チーム総力で終始レースを支配した愛三工業レーシングチームの草場選手、終盤積極的に攻めた床井は7位、集団の動きを見ながらゴールに備えた村山は8位でレースを終えた。
3名での出走ながら、後半は積極的に動きレースを作った中で、2名がシングルリザルトを獲得できたことは、今年のチーム目標でもある優勝に向けて弾みになったが、この結果に甘んじることなく次のレースに向けて切り替えてゆきたい。
【チームリザルト】
7位 床井 亮太
8位 村山 浩司
DNF 鈴木 史竜
MU、MU23ともに、地元開催で多く皆様に応援いただき有難うございました。
選手は皆様の応援を背に今後も励んでまりますので、引き続きよろしくお願いいたします。