RACE REPORT レースレポート

2024 Jプロツアー【第5戦】東日本ロードクラシック DAY2

2024.04.21

photo : 三井 至

 

レース概要

国内屈指の自転車サーキット「群馬サイクルスポーツセンター」を舞台に、JBCF(全日本実業団自転車競技連盟)伝統のレース東日本ロードクラッシックが開催された。本大会は、4月20日と21日の2日間に渡り実施され、チームとしては今期Jプロツアーの3戦目および4戦目の参加となる。
群馬サイクルスポーツセンターは、短めのアップダウンを繰り返す1周6kmのサーキットであるが、テクニカルなコーナーとスピードに乗りやすいレイアウトから、比較的平坦系の選手が好成績を収めやすいコースとして知られている。集団ゴールになればスプリンターが有利、さらに少人数での逃げ切りの可能性も高いためレース展開の見極めが重要なレースである。

 

【開催日】

2024年4月21日(日)

 

【開催地】

群馬県利根郡みなかみ町 群馬サイクルスポーツセンター

 

【距離】

60km(6km×10周)

 

【出場選手】

床井 亮太

ディアテンス エリック

グルド ダニエル
高梨 万里王
山口 瑛志
夏目 天斗
風間 大和

 

【出走人数】

131人

 

【動画】

YouTubeLive

https://www.youtube.com/live/ebjBqACdHpA?si=LsRwx7KnkLSkaFJ6

 

Race Report

2日間に渡り開催される東日本ロードクラシック。2日目は群馬サイクルスポーツセンター(1周6km)を10周、総距離60kmというJプロツアーとしてはもっとも距離の短いロードレースである。

150km(25周)の長丁場となった1日目のレースとは打って変わり、ハイスピード且つハードな短期決戦が予想される。

 

 

距離が短い事から、スプリンターを有するチームがレースを作り、逃げが決まる確率は低いと思われるが、チームとしては集団スプリントによるゴール勝負も視野に入れつつ、チャンスがあればアグレッシブに動いていくことを確認してレースに臨んだ。

 

 

レースは、やはりスタート直後からハイペースが続いた。
逃げを試みる選手がアタック繰り返す中、床井、山口もこれに同調するかたちで何度も逃げを仕掛けるも集団の勢いは緩むことが無く、決定的な逃げは決まらなずレースは終盤まで進む。

 

 

残り2周で試みた風間の渾身のアタックも半周程で集団に吸収され、残り1周にはマトリックスパワータグの選手3名による強烈なアタックが決まり床井を含む7名が抜け出す。しかし、シマノレーシングやTEAM BRIDGESTONE Cyclingの組織的な追走によりこれも集団に吸収されてしまう。

 

 

最後は、ゴール前の登りで絞られた15名ほどのゴールスプリントを橋本選手(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が制し、スプリンターチームとして完璧な勝利を飾った。

 

チームとしては、ゴール前の登りで若干差が開いてしまい先頭集団に残れなかったダニエルを高梨が牽引、先頭集団には届かずダニエルの21位がチーム最上位となった。

 

当初の予想通り、ハイスピード且つハードなレース展開となったが、床井、山口は終始アタックを試みて積極的に動いた。 最後のゴール前は完全に力負けしてしまい結果には繋がらなかったが、チームとして今出来得る最大限の走りだったと思う。

しかし、選手個々の動きは良かったが、チームとしての組織的な動きにはまだまだ課題が残るので、レース内のコミュニケーションや意思の疎通ができるよう心掛けていきたい。

 

次戦は、兵庫県に場所を移して西日本クラシック2連戦である。

引き続き、勝利を目指し挑戦してゆきますので、皆様のご声援をお願いします!

 

【レース結果】

1位 橋本 英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
2位 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム)
3位 今村 駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling)


21位 グルド ダニエル
33位 高梨 万里王
48位 床井 亮太
80位 風間 大和
83位 山口 瑛志

DNF ディアテンス エリック
DNF 夏目 天斗