RACE REPORT レースレポート

2024 Jプロツアー【第12戦】広島トヨタ広島クリテリウム

2024.07.28

photo : 三井 至

 

レース概要

前日の山陽建設佐木島ロードレースに続き、連日開催となる広島トヨタ広島クリテリウム。猛暑続きの開催で、選手の疲労と体調も心配されたが、今回エントリーの4名全員が出走できた。風間は前日の熱中症の影響が懸念されるため、序盤は様子を見ながらのレース参加となる。広島市内工場地帯に設定された「トの字型」のクリテリウムコースは1周1.7km、180度ターンが3箇所、直角コーナーが2箇所あり、集団内のポジションどりと、コーナーリングテクニック、立ち上がりの加速力、そして何よりも150回に及ぶダッシュをこなすインターバル能力が必要となる。

 

【開催日】

2024年7月28日(日)

 

【開催地】

広島市西区商工センター 1.7km 特設コース

 

【距離】

51km(1.7km×30周)

 

【出場選手】

高梨 万里王
山口 瑛志
夏目 天斗
風間 大和

 

【出走人数】

84人(16チーム)

 

【動画】

YouTubeLive ( 3:38:00 頃から )
https://www.youtube.com/live/kp5P91M8ifI?si=qC2dYk9K5HsXKKPS

 

Race Report

クリテリウムらしくスタート直後からハイスピードで一列棒状の集団が進む。クリテリウムと言えば、集団ゴールとスプリンターの競演が醍醐味であるが、スプリンターを要しないチームはレースのペースを上げ厳しい展開をつくりたい。レバンテも勝負できるスプリンターが不在のため、アタックからの小集団逃げに選手を送り込みたいところである。

 

 

昨日、熱中症を発症した風間が序盤でレースを離れ、夏目も熱中症で集団から離脱して倒れてしまう。今日も過酷な暑さのレースだ。

今日は、高梨と山口、2名で全ての展開に対応するレースに強いられそうだ。

10周目までは高梨が良く動き、ほぼ1人で全ての逃げをチェックするが、中盤にかけて徐々にポジションを後退させていく。

 

 

レースは13周目に大きく動いた。中盤まで続いたアタック合戦の中から強力な11名の逃げが先行し、単独ブリッジをかけた木村選手(CIEL BLEU KANOYA)を含む12名の先頭集団が形成された。

 

 

メイン集団は、サイクラーズの選手が総動員で逃げ集団を追いかけるが差が縮まらない。

レバンテは序盤に動いた高梨が疲労してしまい20周でレースを終える。そして、山口は終盤に単騎で先頭を追いかける場面があったが、逃げの12名には追い付かずメイン集団からも脱落してしまった。

 

結果的に、レバンテは全選手がゴールにたどり着くことなくレースから去る事となった。

苦手とするクリテリウムレースではあるが、この結果を重く捉え、課題となるスピードとパンチ力を磨き次戦に備えたい。

 

今回は2日間を通して積極性に欠き、チャンスを逃してしまった。

次戦は約1か月後の新城ロードレースである。後半戦は、床井という大きな戦力が体調不良の療養に入り前線を離れる。今回の反省を踏まえ、チャンスを逃さずチームで結果を取りにいけるよう夏のトレーニングに励み、床井の戦力も補えるよう仕切り直しを図りたい。

 

【レース結果】

1位 レオネル キンテロ(ヴィクトワール広島)
2位 寺田 吉騎(シマノレーシング)
3位 石原 悠希(シマノレーシング)

DNF 高梨 万里王
DNF 山口 瑛志
DNF 夏目 天斗
DNF 風間 大和