2020宇都宮ロードレース×レースレポート
2020.08.09
2020宇都宮ロードレース
レースレポート
2日本最高峰のUCIレース「ジャパンカップ」の会場としてもお馴染み宇都宮市森林公園周辺を舞台に、宇都宮ロードレースが開催された。
鶴カントリークラブまでの短い劇坂と、終盤に約1kmの登り区間があり、その間をテクニカルな下りと細かなアップダウンで繋ぐ1周6.7kmの難易度の高いコース設定。73.7kmという比較的短いレースではあるが、この日も気温は30度を超え、湿度も高く厳しい展開が予想された。
地元チームでもある宇都宮ブリッツェンを中心としてレースが展開されると予測していたが、1チームの動きに囚われる事無く、レース状況を見ながら、終盤の勝負所で西村選手を中心に2-3人を残す戦略を立てて臨む。
約4kmのローリングスタート(パレードスタート)によりレースが開始されるも、このパレード区間で落車が発生。下りでパンクした選手が転倒し、直後にいた野宮選手が行き場を失い前転、後頭部を強打し脳震盪でリタイアとなってしまう。
レースは、序盤から宇都宮ブリッツェンやマトリックスパワータグのハイペース牽引と、ハードなコースレイアウトも相まって、どんどん集団が小さくなる。
中盤には集団が40名程に絞られ、西村、長田、佐藤の3名のみが残る状態になり、更にいくつかの小集団に分断されてゆく。
一時は西村選手を含む10名程度の逃げ集団が形成されるが、逃げが出来ては吸収されるを繰り返し、7周目に16人の先行集団が形成されこれが勝ち逃げとなる。ここに一人も入れなかったのがチームの敗因となり、長田、佐藤の両選手も残り2周でリタイア、西村選手だけが完走するという厳しいレースとなった。
チームとして、開幕戦から今回までの5戦は結果に拘らず、個々の持ち得るパフォーマンスを使って序盤から積極的なレースを心掛けた。結果的には、トップチームと対等にレース展開をつくる力は、このチームにはまだ無い。ここまでのチャレンジは時期尚早であったが、今後の取り組み次第で十分に可能性は秘めていると感じられる。
チーム発足初年度、今年は様々な事にチャレンジし、一歩一歩、着実に、トップチームを目指しチーム力と選手個々のパフォーマンスアップを図ってゆきたい。
結果
33位 西村
DNF 長田
DNF 佐野
DNF 伊藤
DNF 野宮
DNF 佐藤
DNF 西村
DNF 石井
DNF 海野
Photo by Itaru Mitsui , Shu Takahama