2020群馬CSC交流戦8月大会Day-2×レースレポート
2020.08.23
2020群馬CSC交流戦8月大会Day-2
レースレポート
前日に続き、群馬サイクルスポーツセンター6kmサーキットを舞台に、群馬CSC交流戦8月大会2日目が行なわれた。
昨日は雷の影響でレースが中止となったが、2日目も天気が危ぶまれる中での開催となった。
2日目も約180名の選手が出走する。エリートクラスタとの交流戦となるため、今回もスタートから出来る限り前方を位置取り、落車等のリスク回避も考えながら序盤を凌ぐ必要がある。
昨日に引き続き、今大会はチームオーダー(作戦)を出さない。ノープランで選手個々の走りに全て任せることになっていた。
どんな走り方でも良いので、一つでも上の順位でゴールする。
何度も繰り返すが、今回の2連戦は消極的なレースになったとしても、チームの現状を、そして選手個々の状態を把握するために、これが必要だと感じている。
この日も序盤は激しいアタックが繰り返され、ハイスピードのラップを刻んでいく。
6周目に佐藤を含む逃げが形成されるが程なくして吸収され、9周目に5名の逃げが選考する形となった。
追走のメイン集団は、逃げの5名に選手を送り込んでいない宇都宮ブリッツェンがコントロール。前の逃げ集団と20~30秒差を維持する落ち着いた展開が終盤まで続いた。
レースが動いたのは16週目、メイン集団から数名が抜け出し、逃げ集団に合流すると、これをきっかけにメイン集団も活性化し分断し始める。
この動きの中、レバンテフジ静岡からトップ集団に残ったのは、佐野と西村の2名。
レース終盤に入り、逃げ切りを図ろうとする選手が繰り返しアタックを図る。
残り1周半で佐野も渾身のアタックに出るが、力及ばず決定打にはならない。
最終周回のゴール手前、「心臓破りの坂」で7名の選手が抜け出し、そのままゴールスプリントへ、Hincapie LEOMO Bellmare Racing Teamの石原選手が優勝を飾った。
最後までトップ集団に位置した西村選手は「心臓破りの坂」でアタックに反応するも、位置取りが悪く先頭に追い付くことが出来ず29位でゴールした。
自分の為だけに走るという条件のもと、終盤までメイン集団でレースに参加した佐野、西村を除けば、全ての選手が集団にも残れない状態であった。
今の状況では、チーム戦を組み立てる以前に、選手個々が自分のポジションすら確保できない状態という事が明確になった。
それは、選手個々のパフォーマンスの低さ、集団内で動くためのスキル、意識レベル、様々な要因があると思われる。
課題は多いが、この交流戦で明確にできたことはプラスに捉えたい。
選手個々のパフォーマンスアップ、チームの結束力、意識改革、結成初年度は、まだまだ噛み合わないことが多いが、これらを少しづつ着実に改善し、チーム全体のレベルアップを図ること。
そして、レース展開をつくれるチーム造りが目下の目標となる。
結果
29位 西村
52位 佐野
55位 長田
64位 海野
DNF 伊藤
DNF 佐藤
DNF 石井
Photo by Itaru Mitsui , Shu Takahama