2021 JBCF群馬CSCロードレース 6月
2021.06.12
2021 JBCF群馬CSCロードレース 6月
昨年ぶりとなる、群馬サイクルスポーツセンター(通称:群馬CSC)で開催されるレースへ、レバンテフジ静岡から鈴木 龍、石井 駿平、海野 晋作の3名がセレクションチームとしてオープン参加しました。
今年度レバンテフジ静岡が参戦しているジャパンサイクルリーグは、公道レース開催をメインにスケジューリングされているレースです。そのため、コロナウイルス感染拡大の影響を受け、レース延期や中止を余儀なくされています。
このような状況の中、JBCF開催レースにて参加枠を設けていただき、選手が出走する機会を与えて頂けたことに感謝申し上げます。
レースレポート
今回の群馬サイクルスポーツセンターでは、従来開催されてきた順周りコースを逆走する形をとり、それを27周回するというコース設定。過去の大会開催数が多く、慣れ親しんできたはずの会場だが、反対方向へ走行するということで難易度が未知数のレースだ。レバンテフジ静岡は今年参戦できるレースの中止が続いている中、レース勘を取り戻す好機として3名が出走した。
経験の無いコースでは、アタックが決まれば勝負が決まる場合が多い。レース序盤は抜け出そうとする動きが続発し、非常にハイペースな展開に。レバンテフジ静岡も各選手アタックに反応し続けるが、慣れないコースでの激しい展開に苦戦する。
このアタックの応酬に反応していた石井が、突如ペースダウン。踏み込んだ際、春先に痛めた右膝の痛みが再発してしまい、集団から脱落し、リタイアとなった。
その後、16名で形成された先頭をメイン集団は容認。レバンテフジ静岡の選手はタイミングが合わず、これを見送ってしまう。すぐさまタイム差は4分ほどに開き、これが今日のレースを大きく分ける動きとなった。
およそレース距離の半分を経過した頃、先頭16名とメイン集団の距離が縮まり始める。集団をコントロールするチームがスピードを上げ続け、タイム差は2分半程度に。上がり続ける集団の速度に、脱落する選手が増える中、逃げ集団も徐々に協調性がなくなってゆく。残された海野と龍は終盤の展開に備えていたが、途中のペースアップでメイン集団が割れた際に海野も後続集団へとこぼれ、脱落。レースに残ったのは、鈴木 龍のみ。
終盤にかかったアタックにより先頭集団が活性化、先頭をキャッチしたとともに飛び出したマトリックス パワータグの小林海選手が、そのまま逃げ切り優勝となった。
レバンテフジ静岡のリザルトは、鈴木 龍の38位。海野、石井がリタイアという結果になった。出走人数が少なく、調整中での急遽の参加レースだったとはいえ、悔しい結果と言わざるを得ない。ただ、龍と石井の調子自体は上向いてきていることが確認できたため、今後のレースでの活躍が期待できそうだ。
次回のレースは、7月に開催されるJCLの広島ラウンド。今回出走していないメンバーもレース現場へ戻り、フルラインナップで出走する予定です。
是非とも応援宜しくお願い致します!
Photo by 三井 至