2021JCL 山口ながとクリテリウム
2021.09.11
2021JCL 山口ながとクリテリウム
ジャパンサイクルリーグ後半戦。第6戦となる今回、まだ8月の暑さが残る山口県長門市にて、山口ながとクリテリウムが開催された。
1周が800mと短く、非常にテクニカルなコーナーを数カ所含んだクリテリウムレース。コース幅も狭く、気を抜くことができない周回コースを50周する。集団前方に上がるポイントも少ないことから、スタートから位置取りが大きく影響するレースとなった。
レバンテフジ静岡は、チームがまとまり、集団内のポジションをキープしながらレースを進める予定だったが、コーナーが多いため集団は常に一列棒状。個々のポジションを確保することの難易度が高く、なかなか集まって展開することができない。
10周回前後に、先行した宇都宮ブリッツェンの小坂選手・小野寺選手・阿部選手、KINAN CYCLING TEAMの中島選手、チーム右京相模原の宇賀選手の5名が、少人数ながら足並みの揃った先頭交代で、スピーディーな逃げ集団を展開。この動きに反応できず、大集団へメンバーを残したチームは、流れのまま走行せざるを得ない状況だった。そのまま逃げ集団の5名が、大集団に1周の差をつけ追いついてしまう。メイン集団が周回遅れになるもそのままレースは進み、落車や、コーナー減速に伴中い脱落する選手が続出。足切りでのリタイアが頻発するなか、レバンテフジ静岡は32周回を終了した時点で、キャプテンの佐野を集団に残すのみとなった。
残り15周回、メイン集団を周回遅れ(LAP)にした5名を先行させるため、大会審判が大集団をレースから除外。この措置により、レバンテフジ静岡を含む6チームはレースが終了した。
5名に絞られたレースは、逃げに3名を送り込んでいた宇都宮ブリッツェンが1、2、3フィニッシュ。小坂選手が優勝を飾った。
Photo by 三井 至